豪州と日本のはざまで小児集中治療を学ぶ

日本から豪州に渡ったPICUフェローである管理人が小児集中治療に関連するあれこれを勝手につぶやいているブログです。

症例問題 1 膿胸

生来健康、予防接種はアップデートされている4歳女児。
5日間の咳嗽、発熱、増悪する呼吸困難で救急外来受診。
診察所見:
体温38.5度、呼吸回数40回/分、軽度呼吸努力上昇、心拍数150/min、血圧78/33 (55)
SpO2 92% in room air, 96% 2L/min鼻酸素
胸部レントゲン(仮想です)

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胸部レントゲン

問題1 胸部レントゲン所見を述べよ

問題2 予測される起因菌はなにか、またこの患者に対してどの抗菌薬を投与するか?

問題3 以下の各治療について利点と欠点を述べよ
ⅰ. 抗菌薬単独療法
ⅱ. 抗菌薬+胸腔ドレーン
ⅲ. 抗菌薬+胸腔ドレーン+線溶療法(アルテプラーゼ胸腔内投与)
ⅳ. 抗菌薬+Video assisted thoracic surgery (VATS)

問題4 膿胸に対する線溶療法およびVATSのエビデンスをのべよ